中国がサイバー版 「真珠湾攻撃」計画

解放軍の作戦立案者の会話を傍受した。 「ペンタゴンの長官コンピューターにまんまと侵入できた」と。

2007年11月号 DEEP [Gordon Thomas Eye]

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中国が真珠湾攻撃? 零戦でも魚雷でもない。ミサイルでも上陸用船艇でもない――サイバー攻撃である。これはSFにあらず。ペンタゴン(米国防総省)が付けたコードネーム「パールハーバー2」は、中国が密かに準備を進めている壊滅的なサイバー攻撃計画のことだ。太平洋上の米空母を標的にすると同時に、ハワイの真珠湾にある太平洋艦隊司令部とペンタゴンの通信を遮断してしまう。米国の同盟国、日本と台湾はなすすべもないという。このサイバー版「真珠湾攻撃」計画の存在を明かしたのは、大戦中にナチスの暗号「エニグマ」を解読した英国の傍受機関、GCHQ(政府通信本部)の専門家たちだ。米国の国家安全保障局(NSA)がイングランド北部ハロゲート近郊に構えるメンウィズ・ヒル基地でも、同様の情報をキャッチしている。「ムーンペニー」と呼ばれるプログラムを使い、北京郊外西山にある人民解放軍の秘 ………

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