2007年10月号 連載 [RELIGIOUS WORLD]
立正佼成会の教団紙「佼成新聞」は8月5日号(週刊)で、参院選の総括記事を掲載した。「政治に対する基本姿勢示す」という見出しの下、1面トップから2面までさまざまな記事を展開している。佼成会は比例区3人、選挙区34人を推薦し、比例区が全員、選挙区では31人が当選した。同紙には、比例区の大島九州男(民主)、風間直樹(同)、川口順子(自民)各氏の顔写真つき御礼談話が、同じ大きさで仲良く並ぶ。コラム「春秋雑記」は「全国の青年部員が参政権(棄権防止)を呼びかけ、会員一人ひとりが主体的に貴重な一票を投じた結果でもある」と総括した。こうした一連の記事は、普段政治を書くことが少ない新聞だけに、異例なほど大きな扱いという印象を受ける。背景には、長年ライバル関係にある創価学会の惨敗という「うれしい事実」がある。立正佼成会は2006年、政治とのかかわりを示した「政治への取 ………
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