経産次官は望月長官が有力

2007年10月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]

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経済産業省の北畑隆生事務次官の後任に望月晴文・資源エネルギー庁長官が有力視されている。経済産業政策局長である鈴木隆史氏こそ適任との見方もあるが、「北畑氏は、望月氏の次官就任に向けてレールを敷き始めた」(同省幹部)。これまで筆頭局長の経済産業政策局長から次官に昇格するのが通例で、外局からの次官就任は異例だ。2人はともに京大卒の1973年入省組。鈴木氏については「徹底的な合理主義者。省内で裏金問題が発覚した際も見事な手綱さばきだった。グローバル経済の流れも熟知したセンスの良さもある」(幹部)と省内の評判は上々。産業界も含めて鈴木氏を推す声が強い。ただ、徒党を組むタイプではなく、有力OBとの関係が淡泊なのも弱み。一方の望月氏は人情派。中小企業庁長官時代から中小企業対策などで、自民党に小まめに配慮し、経産相の甘利明氏や前経産相の二階俊博氏の覚えもめで ………

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