幅を利かす「お友達記者」

2007年10月号 連載 [メディアの急所]

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内閣改造をめぐる報道は産経新聞の「完勝」だった。8月27日付朝刊1面トップで報じた二階俊博氏の総務会長起用や、増田寛也前岩手県知事の入閣も的中。「産経では仕方がない」とタメ息が漏れてくる。産経の「圧勝」は、首相本人や首席秘書官の井上義行氏からじかに話を聞いているからといわれる。官邸の主や側近がネタ元では勝ち目がない。これまで首相が交代するたびに、新聞、テレビの政治部は総理・総裁派閥に「食い込んだ記者」を官邸に送り込んできた。なかには首相秘書官に抜擢された記者もいた。しかし、これ見よがしに特定の新聞社に肩入れした首相は、これまでいなかった。首相はとにかく「産経」がお好きで、朝日、毎日は毛嫌いされているようだ。さもありなん。朝日は「安倍降ろし」の急先鋒だし、毎日は父、故安倍晋太郎氏が政治記者として籍を置いたにもかかわらず、足を引っ張ってばかりい ………

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