キヤノンと手を組む大坪・松下電器の賭け

シャープに株価逆転をくらう屈辱。起死回生策は「プラズマ陣営」の大同団結しかない。

2007年10月号 BUSINESS

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「ソニーの中鉢(良治社長)さんも僕も『カリスマの後継者は実務型』なんて言われる。皆さん小粒だって言いたいんでしょうなあ」昨年6月、中村邦夫会長の後を継いで松下電器産業7代目の社長に就いた大坪文雄氏が、そうこぼしたことがある。傍らで聞いた関係者は「前評判を覆してやるぞという意気込みを感じた」と言う。あれから1年余。大坪氏はさぞかし苦渋の色を浮かべていることだろう。同じ関西に本社を置き、常に「格下」と見下してきたシャープに、株価で追い抜かれたからだ。株価逆転の引き金は、全額出資子会社、松下電池工業の携帯電話用リチウムイオン電池の不具合にある。8月14日、携帯電話端末で世界最大手のノキアは、松下電池製のリチウム電池を搭載した携帯端末は充電中に異常発熱の恐れがあるとして、世界中で4600万個を交換すると発表した。昨夏、大騒ぎとなったソニー製リチウム電池の ………

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