「小泉チルドレン」を引き連れ「小泉-小池新党」の布石

2007年10月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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前防衛事務次官との泥沼の争いで閣外に去った小池百合子前防衛相は、無役になった今もメディアのインタビューに応じるなど存在感を誇示している。「安倍政権を党の側から一兵卒として支える」。内閣改造後も、そう繰り返す小池氏だが、額面通りに受け取る向きは少ない。国家安全保障問題担当の首相補佐官から、失言で辞任した久間章生元防衛相の後任に就き、その後の参院選では自民党の顔として全国を飛び回り、選挙後は訪米してライス米国務長官との「蜜月」をアピールするなど、防衛相続投を視野に入れていたはずだ。ところが、前防衛次官との騒動で続投の目が消えたと見るや、あえて「続投拒否」宣言をしたのは、政界の批判を覚悟の上での「小池流パフォーマンス」だったはずだ。そんな小池氏が「小泉純一郎前首相を後ろ盾に新党結成に動くのではないか」(町村派中堅)との憶測が広がっている。小泉 ………

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