コムスン介護事業譲渡に建物の貸主が「契約違反!」

2007年10月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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介護事業から撤退するコムスンの事業譲渡先がようやく決まった。有識者で構成された第三者委員会は、介護付き有料老人ホームなどの施設介護事業はニチイ学館、また訪問介護事業についても、ニチイをはじめ、セントケア・ホールディングやジャパンケアサービスなど、主に全国展開型企業に引き継がせる方針をまとめた。しかし、これで一安心かといえば、そうはいきそうもない。困ったことに、介護付き有料老人ホームやグループホームなどの建物の貸主の一部から「譲渡は契約違反との声が上がっている」(介護業界関係者)からだ。実は、コムスンのみならず、多くの介護事業者が、貸主と賃貸契約を結んで入居した後で介護施設として利用している。ところが、コムスンの場合は、事業譲渡が決まった後で貸主に対して状況説明を行った経緯もあり、貸主側は不信感を募らせている。「譲渡だから契約違反にはなら ………

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