あの杉井元審議官らが「金融を考える会」旗揚げ

2007年9月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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金融機能の強化を通じて大阪の活性化を図ろうと、やや風変わりな組織が旗揚げした。その名も「大阪の新しい金融を考える会」(座長・田中英俊同志社大大学院客員教授)。メンバーは関西商品取引所理事長や大学教授、証券・商品先物会社トップら地元の関係者が中心だ。メンバーの顔ぶれで目を引くのは、旧大蔵省銀行局の元審議官で、現在は弁護士の杉井孝氏が参加していること。杉井氏は大蔵接待問題で世間を騒がせ、辞任した人物。議論の中心となるべき大阪証券取引所の関係者の姿が見えないことから、「ユニークな組織」と地元では皮肉交じりに囁かれている。金融・証券の東京一極集中が加速していることへの強い危機感を背景に、考える会では大阪国際金融センター実現に知恵を絞る方針。また、大証の活性化策や堂島以来となるコメ先物の上場実現、温室効果ガスの排出権取引でアジアの中核市場として確 ………

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