2007年9月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
7月23日に行われた平岩外四氏のお別れ会が、日本経団連との共済とならず、東京電力の単独開催となったことが、財界で話題となっている。平岩氏は経団連名誉会長で、東電は新日本製鉄とともに経団連を支えている主要企業。「東電に共催を打診したが断られたようだ」(経団連幹部)。そこから「東電と今の経団連の関係は微妙になっているのではないか」との観測が流れている。経団連のある副会長は「共催になると御手洗会長がお別れの会の共同委員長になるから、東電としては共催を避けたかったのだろう」と解説する。事実、御手洗氏は経団連会長になるまで平岩氏と面識がなく、会長になってからも「3回か4回、短い面談をしただけ」(東電関係者)。その程度の付き合いしかない御手洗会長に、共同委員長を依頼するわけにはいかなかったようだ。 ………
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