遅配はもはや当たり前「トヨタ式」で壊れる郵便局

目を覆う集配局の人手不足とモラルダウン。サービス低下はおぞましいばかりだ。

2007年9月号 DEEP

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「ああ、今日もダメか……」首都圏のある大型郵便局。翌日配達の郵便物の区分けが時間までに終わらない。未処理の郵便の束が大量に積まれている。配達便の出発にまで間に合わなければ全て遅配。毎日のように遅配の山が生じている……。小泉政権の目玉であった郵政民営化がいよいよこの10月1日から実施される。小泉内閣は「サービスを低下させない」と断言していたが、現実にはどうなったか。郵便局の数が減り、休日窓口が多数廃止され、ATMの撤去も進み、明らかにサービスの低下が始まっている。毎年のように年賀状の大量遅配がニュースになるていたらくだ。民営化を控え、郵便局の現場はさらに根深い、深刻な事態に陥っている。

何と大型郵便物は後回し!

まず、簡単に整理してみよう。全国に約2万5千ある郵便局のうち、郵便物の集配を行う「集配局」は約3700局。残りの約2万局は「無集配局」で、集配は行わず窓口だけの存在だ。そ ………

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