恐るべき小沢の「次の一手」

野党過半数の参議院から何が飛び出すか。国政調査権にも証人喚問にも、タブーなし。

2007年9月号 POLITICS

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民主党代表・小沢一郎が「野党が過半数を獲得できなければ政治家を辞める」と退路を断って臨んだ参院選。結果は「民主60議席・自民37議席」。消えた年金、相次いだ閣僚の事務所費問題や失言、さらに前農相・赤城徳彦の絆創膏騒動などが、自民党に大敗をもたらした。にもかかわらず、首相・安倍晋三は早々と続投宣言。自民党内が騒然とする中、小沢が公の場に姿を見せたのは選挙から2日後の31日だった。 場所は民主党本部6階。午前11時から始まった常任幹事会に、元気そうな姿を見せた小沢は、こんな第一声を発した。「皆さんの手助けをいただきありがとうございます。私事ですが、与野党が逆転できて、もうしばらく永田町でご厄介になると思います」大勢が判明した29日夜。小沢は「遊説疲れと風邪」(民主党代表代行・菅直人)を理由に報道各社のインタビューをすべて断った。勢いテレビ局は苦悩に満ち ………

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