コーヒーは健康によい? 「メタボ」抑制効果は本当か

2007年9月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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コーヒーは一昔前まで健康によくないイメージが強かった。一日3杯以上多飲すると、カフェインによるカルシウムの排泄過剰を引き起こして高齢者や女性の骨折を増やすとか、心筋梗塞や高血圧の一因になるとか、マスコミが国内外の研究をこぞって取り上げたためだ。しかし、最近はコーヒーの健康イメージが定着、日本肥満学会などが危機感をあおっているメタボリックシンドロームにも抑制効果がある、ともて囃されているほどだ。一日6杯以上飲むと痛風(高尿酸血症)に有効との北米チームの研究も出ている。しかし、コーヒーを飲むことに、生活習慣病などの予防効果があるのだろうか。8月初旬、朝日新聞に肝臓がんのリスクを下げる効果は「ほぼ確実」という記事が載った。厚生労働省研究班が、コーヒーと肝臓がんをめぐる国内の五つの調査結果を解析した結果、コーヒーの肝がん発症予防効果にお墨付きを与 ………

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