朝日が抱え込んだ「時限爆弾」

2007年9月号 連載 [メディアの急所]

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朝日新聞社で約30年ぶりに復活した「主筆」の座に就いた船橋洋一氏に、編集幹部は異様な警戒感を抱いている。理由は船橋主筆の「論調」にある。日本の集団的自衛権を容認する同氏は、コラム「座標」(2002年5月16日付)で、「沖縄での米軍基地の重圧は、日本の自立した安全保障観が欠如した立体的重圧に他ならない」などと書き、日本の役割を明確に位置づけるためには、「集団的自衛権の政策的確立も求められるはずである」と断じた。沖縄復帰30年を機に書かれた「船橋論文」は朝日の社論を象徴する「座標」に載ったため、社内でも話題を呼び、当然ながら夜のデスク会も、この問題で紛糾した。「朝日はいつから集団的自衛権を認めるようになったのか!」 激しいデスクの突き上げにもかかわらず、当番編集長は「一切協議には応じない」と議論を打ち切ったという。この記事がきっかけとなり、1985年から ………

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