ブルドックを侮ったスティール「三つの誤算」

最強の「日の丸連合」に敗北。「サッポロ」に向けて予行演習のはずが、とんだ「火遊び」に。

2007年9月号 BUSINESS

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米投資ファンドのスティール・パートナーズによるブルドックソースへのTOB(株式公開買い付け)が大失敗に終わった。ブルドックを侮ったスティールには三つの誤算があった。スティールはブルドック以外にもサッポロホールディングス、日清食品、江崎グリコ、アデランスなど日本企業約30社に計約4千億円を投資している。スティールのウォレン・リヒテンシュタイン代表は当面、日本市場から撤退するつもりはないようだが、今後は「対日戦線」の見直しを迫られそうだ。 「サッポロの案件が膠着状態に陥っているから、まずはブルドックを軽く手玉に取ろうというハラだろう。ブルドックはあくまで予行演習にすぎない」。スティールが5月18日にブルドックに対してTOBを開始した際、ある食品業界関係者の示した見方だ。ちょうど同じ時期に仕掛けた産業用ノコギリ大手の天龍製鋸へのTOBも同様に「予行演習」とい ………

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