2007年8月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
コムスン不正問題で袋叩きにあうグッドウィル・グループ(GWG)の折口雅博会長。週刊誌などで軽井沢の超豪華別荘や自家用ジェットを所有する派手な私生活や、過去のスキャンダルが蒸し返されたが、日本赤十字社や厚労省関係者にとって触れられたくない事実がある。2年前の05年7月、折口氏が44歳の若さで紺綬褒章を受けていたことだ。スマトラ沖地震での個人寄付など、日本赤十字社の活動に貢献したことが授章理由だが、事業拡大だけでなく名誉欲も旺盛な折口氏にとって、04年1月の日本経団連理事への就任に続く栄誉として、GWGの格好の宣伝材料になっていた。紺綬褒章は厚労大臣の推薦で閣議決定されたものだ。さらに、翌06年には「日本赤十字社への『浄財』の寄贈」を理由に厚労大臣感謝状も授与され、折口氏は「褒章や表彰はカネ(寄付)で買える」と、周囲に自慢げに漏らしていたそうだ。ところが、 ………
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