頑なな北越製紙に手こずる三菱商事

2007年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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三菱商事が紙・パルプ業界の再編で立ち往生している。昨年、王子製紙が北越製紙に対して敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けた際に、三菱商事は北越のホワイトナイトとして登場。北越株を24%取得して筆頭株主に躍り出たが、「その先に進めない」(商事幹部)状態が続いている。商事が出資前後に描いたシナリオは、グループ企業の三菱製紙と北越との再編。王子、日本製紙グループ本社に続く紙パ第三勢力の誕生を目論んだ。その布石として、まず、北越に役員派遣を試みたが、にべもなく断られた。今年初めから経営統合に向けて関係者との協議に入ったが、進展はない。構想は宙に浮いたままの状態だ。この原因は「プライドの高い三菱製紙との再編はごめん」との立場を崩さない北越の頑なな態度にある。昨年、北越の三輪正明社長が増資引き受け要請をした時、商事の小島順彦社長は二つ返事で引き受けて ………

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