参院選に力を入れる佼成会ら新宗教勢力

2007年8月号 連載 [RELIGIOUS WORLD]

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普段は政治の話にあまり触れない教団の機関紙が、参院選の話題に力を入れている。現在の宗教と政治の在り様を考えるうえで実に興味深い。政治記事が比較的多い神社新報は6月25日付の1面で、神道政治連盟の中央委員会について報じた。神政連は「戦後体制からの脱却をめざす安倍晋三首相のもと」での活動方針を掲げ、比例代表で自民公認の有村治子候補の支援を確認。候補者の決起集会の様子も伝えた同紙は、鉢巻き姿の支援者らの姿を収めた写真も1面に掲載する力の入れようだ。一方、浄土真宗本願寺派(西本願寺)の本願寺新報。いつもは政治記事がほとんどないが、今回は別。教団が民主公認の藤谷光信候補を宗門特別推薦にしたからだ。国会議員に多くの本願寺関係者を抱える同教団は、政党に関係なく候補者を推薦してきたが、今回はそうした推薦とは別に特別推薦枠を設けた。特定候補を応援するのは70年 ………

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