「多選」の是非を問う群馬県知事選の勝敗

2007年8月号 連載 [LOCAL EYE]

  • はてなブックマークに追加

知事や政令都市市長の多選制限をめぐる動きが活発化している。総務省の「首長の多選問題に関する調査研究会」が3選以上を法的に制限するのは「合憲」と判断したことを受け、自民党が参院選のマニフェスト(政権公約)に、知事の「4選」を禁止する法律の制定を掲げたためだ。 これに対し、全国知事会内でも「国が地方の選挙制度に介入するのは、地方分権の流れに逆行する」といった反対意見が続出しており、早くも中央VS地方の様相を呈している。そんな中で、関係者が注目するのが、7月5日告示、22日投開票される群馬県知事選の行方だ。同知事選には、全国最長の知事在任期間を経て5期目を目指す現職の小寺弘之氏(66歳)が立候補しており、まさに多選の是非が問われているからだ。同知事選には小寺氏のほか、自民党公認、公明党推薦で前県議会議長の大沢正明氏(61歳)ら4氏が立候補した。小寺知事は旧 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。