2007年8月号 DEEP [ディープ・インサイド]
相場操縦疑惑が持たれている、東証マザーズ上場の検査装置メーカー「オー・エイチ・ティー」(OHT、本社は広島県福山市)の株価暴落には、関東に本拠を置く暴力団の最高幹部が関与していた疑いが浮かんでいる。最高幹部の登場で大きな事件に発展する可能性が出てきた。OHT株の暴落をめぐり、六本木ヒルズに事務所を構えていた第一東京弁護士会所属の男性弁護士(53)が知人らの名義で同社株の売買を繰り返し、暴落とともに行方をくらましたことや、知人らの取引代金未払いで証券各社が巨額の損失を抱えたことはすでに各紙で報じられている。謎は数十億円に上る弁護士の株取引のカネの出所。関係者は「弁護士はOHTの経営権を奪おうと考えたようだ。最高幹部は弁護士に資金を提供し、別の投資家と組んで空売りで儲けたようだ」と話す。弁護士と最高幹部は、銀座のクラブなどで一緒に飲んでいるところを何 ………
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