“大魚”逃した住商 WH株はカザフに

2007年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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東芝が保有する原子力プラント大手ウェスチングハウス(WH)株77%のうち約10%が、カザフスタンの国営企業カザトムプロム(KAP)に譲渡される。これでWHに5%出資する意向だった住友商事との交渉はご破算となった。住商は昨年1月、関西電力とともにKAPと合弁会社を設立、日本企業として同国で初めてウラン鉱山採掘権を獲得していた。ウランという上流に進出した住商は、次は下流の原発ビジネスにも手を広げようとWH出資に動いていた。ところが、ルイジアナ沖浅海域のガス田事業がうまくいかず、住商社内で資源ビジネスのリスクを懸念する声があがったため、東芝との交渉は進まなくなった。しかし経産省も東芝もウラン埋蔵量世界2位のカザフはつなぎとめておきたい。煮え切らない住商に痺れを切らし、KAPが直接、WH株を保有する案が浮上した。カギは米国政府の承認。6月29日、米ロは原子力協定に仮調印 ………

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