JALカードを寄こせと露骨な三菱UFJ銀行

2007年7月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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日本航空が全額出資のカード子会社であるジャル(JAL)カードの売却を検討している。取引金融機関に対して数千億円の資本支援を要請するにあたって、踏み込んだリストラ策を示さなければならなくなったためだ。もっとも当の日航は、年間取扱高が1兆5千億円にもなり、カード利用効率トップのカード事業売却には気乗りがしない様子。「日航が検討しているというより、三菱東京UFJ銀行に売却を迫られているというほうが正しい」と大手金融機関幹部は言う。原因はセントラルファイナンスの謀反だ。同社は4月下旬、三井住友銀行グループと三井物産に合計380億円の第三者割当増資を引き受けてもらい、三井住友銀グループ入りを表明した。いずれ傘下のジャックスと統合させようと目論んでいた三菱UFJにとっては、この再編を嫌がって三井住友銀グループに駆け込んだセントラルファイナンスの決断はまさに「寝耳 ………

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