ロシア政府の干渉はねのけモスクワでIFJ世界大会

2007年7月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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IFJ(国際ジャーナリスト連盟)の第26回世界大会が5月末、モスクワで開催された。ジャーナリストに対する迫害や犯罪の免責撲滅をテーマにした大会は開催前から波乱含み。要人の出席が突然キャンセルされるなど、当局の締め付けぶりがうかがわれた。当局の干渉は、主催者であるRUJ(ロシア・ジャーナリスト労働組合)が5月中旬に、大統領令により事務所からの立ち退きを要求されたことが始まり。ロシアの対外イメージ向上をねらう英語テレビ放送局(国営通信社ノーボスチ社系)を拡張するためという理由がつけられているが、大会開催を前にした嫌がらせに他ならない。RUJ側は「旧ソ連時代からの正当な権利であり従うつもりはない」と、猛反発している。大会が始まると開会式前の歓迎セッションで基調講演をする予定だったゴルバチョフ元ソ連大統領が当日になって出席をキャンセル。夜のレセプションには ………

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