松岡とは異質の「エリート三世」

2007年7月号 連載 [CHALLENGER]

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「守るべきは守る」。自殺した松岡利勝氏の後任として、農林水産大臣に就任した赤城徳彦氏(48)は6月1日の着任会見でこう述べた。WTO(世界貿易機関)やFTA(自由貿易協定)では今後、農産物の「市場開放交渉」が本格化することを受け、日本の農業に配慮し、「国益」を守る姿勢を強調した。安倍首相は、若さ、情熱、清新さを起用の理由に挙げる。確かに、議員会館から国会までバスで通うなど清廉な面もある。しかし一方で、与党内には「エリート特有の、線の細さが気になる。まだ若く、『腹芸』が必要な国際交渉の仕事は重荷」といった声もあるようだ。赤城氏は前任者と同じ元農水官僚。松岡氏は「傍流」の林学技官だったが、赤城氏はエリートコース「キャリア事務官」出身。都内の東京学芸大学附属高校から一浪して東大法学部に入学した。農水省は今、東大生がほとんど見向きもしない不人気官庁だが、 ………

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