神戸商工会議所の次期会頭候補に急浮上。「御三家」の厚い壁を乗り越えられるか。
2007年7月号 BUSINESS
関西経済連合会の会長のなり手が見つからず、秋山喜久会長(関西電力相談役)の後継の人選は難航。迷走の末、「東京在住」の下妻博・住友金属工業会長が選ばれた。関西の地盤沈下を象徴する事例だ。関西系企業は、財界活動では「関西復活」を唱えながら、自らの軸足は東京に移す「有言不実行」型も目立つ。また、道州制導入を提唱しても、大阪、神戸、京都の財界の主だった面々の足並みは揃わない。こうした中、ベンチャーとして業を興し、創業の地・神戸にどんと腰を下ろして業績を伸ばし続けている会社がある。医療用検査機器大手のシスメックスだ。一般の知名度はまだ高くないが、アテネ五輪女子マラソンの金メダリスト、野口みずき選手が移籍した会社として一時有名になった。赤血球や白血球などの血球分析装置では、世界一の実力があるとされ、オリンピックのドーピング検査装置にも採用されている ………
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