もはや散り際の「安倍内閣」

参院選に突入する首相の苦境は「どうせ敗れるなら、せめて散り際は美しく」の特攻気分を連想させる。

2007年7月号 POLITICS [レームダック宰相]

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「今回ダメだったら、まだ若いんだから、いったん辞めて、もう一度やればいい」参院選大敗による退陣が視界にちらつくらしい。めっきり弱気になった安倍晋三首相のブレーンたちから、こんな投げやりな言葉が漏れるようになった。とめどない政権の下降スパイラルに、もはやお手上げといった空気が色濃い。公示まであと2週間と迫り、最大の争点は3年前と似た「年金選挙」の様相だ。しかし、年金支給漏れだけでは、一時上昇機運をつかみかけていた安倍政権が、ここまで一気に暗転することはなかっただろう。局面を劇的に変えたのは、年金問題の発覚と松岡利勝前農水相の自殺が重なったことが大きく影響した。たった3週間前の事件なのに、選挙と年金の喧騒に掻き消され、政界ではすでに「死人に口なし」の幕引きムードが漂う。しかし、現職閣僚の自殺がどれほどの深刻な凶事であるかを、安倍首相とその取り ………

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