3K職場で人気ゼロ 外科医不足が深刻化

2007年7月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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このままでは外科医がいなくなる!産科、小児科の陰に隠れて、昨今は話題に上らなくなった外科医不足が、大学病院で深刻化している。手術後も病棟で患者ケアに追われる外科は、「きつい、厳しい、汚い」の3K職場の典型。最近は外科医局への入局者がめっきり減り、このままだと2015年には日本外科学会の新規会員数がゼロになると予測されているほどだ。同学会が昨年、35歳以下の若手外科医を対象に実施したアンケートによれば、回答者の半数が月5回以上の当直をし、当直以外の病院宿泊も94%が毎月経験。3人に1人は月5回以上緊急呼び出しを受けている。当直後もそのまま日勤、手術をするのが普通だというから、寝不足・疲労による医療過誤が起きても不思議ではない。外科の中でも一般外科医は、「何でも屋」「便利屋」として使われるせいか、国家試験に合格して2年間の臨床研修後の志望診療科としては特 ………

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