斎藤頭取の自主独立路線でグループ内が分裂状態。持ち株会社の前田社長も手に負えない。
2007年6月号 BUSINESS
「日興支援問題といい、オリコ再建の迷走といい、斎藤宏・みずほコーポレート銀行(CB)頭取のイケイケ路線は綻びだらけ。前田さん(晃伸みずほフィナンシャルグループ〈FG〉社長)はどう片をつけるつもりか」(みずほ銀行幹部)。持ち株会社FGの前田社長(旧富士銀行、68年入行)、大企業向け取引が中心のCBの斎藤頭取(旧日本興業銀行、66年入行)、リテールのみずほ銀行(BK)の杉山清次頭取(旧第一勧業銀行、71年入行)が揃って留任したみずほグループの今春の役員人事。一方で、次を期待された町田充BK副頭取(旧富士、72年入行)ら旧3行のナンバー2が揃って退任したことが話題を呼んだ。
FGの前田社長は「長くトップを続けるつもりはない」と公言。公的資金を完済し、ニューヨーク証券取引所上場も果たした今春をトップ交代期と思い描いてきた。年次が若い杉山BK頭取は留任させるとしても、自 ………
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