戦慄のニセ医薬品「暗黒市場」

世界にはびこるニセ薬は一説に年間6兆円。あらゆる薬に贋物が混じる。ネット販売に至っては半分以上がニセモノだ。

2007年6月号 BUSINESS [暗躍するドラッグ・マフィア]

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世界最大の米国製薬企業、ファイザーが製造・販売しているED(男性性機能障害)治療薬「バイアグラ」は、世界的ベストセラーの一つに数えられる。だが、「世界69カ国で、その真っ赤なニセモノが本物の2.5倍も出回っている」とファイザーはいう。グローバリゼーションとインターネットの普及が、ニセ医薬品の世界的な蔓延に拍車をかけ、国際犯罪組織が介在する「暗黒市場」が急拡大しているのだ。偽造医薬品は国際的にカウンターフィット(Counterfeit=CFT)薬と呼ばれる。製品名や製造・販売元などを本物と偽って表示・販売する違法な「模倣」「海賊」医薬品のことである。本物と有効成分が異なっていたり、成分が不足していたり、まったく含まれていない場合もある。世界保健機関(WHO)は、CFT薬を「故意に、また詐欺の目的をもって内容や出所・起源に関して偽表示された医薬品」と定義しており、仮 ………

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