親欧エストニアで暴動ロシアとの関係悪化

2007年6月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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バルト三国の一つで、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)加盟国でもあるエストニアと、ロシアの関係が急激に悪化している。きっかけは4月27日、エストニアの首都タリン中心部で旧ソ連時代のソ連兵士の銅像撤去に反対するロシア系住民と警察隊が衝突し、死傷者まで出す暴動に発展したことだ。対独戦勝利を祝うVEデー(5月9日)が間近なだけにロシアを刺激、モスクワのエストニア大使館周辺では1週間もピケが張られ、大使が過激派に狙われて「休暇」を理由に出国した。エストニアは「EUへの攻撃だ」と反発、EU、NATOも憂慮を表明した。対立の背景には、91年にエストニアがソ連から独立して以降、同国の総人口(約130万人)のおよそ4分の1(30万人)を占めるロシア系住民の半数が市民権を認められておらず、就労機会など多くの面で差別されてきたことがある。今回の暴動でもロシア系を一方的に取り ………

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