中国株、利上げも「焼け石に水」

血眼の初心者が殺到して、上海株は最高値。だが、実態は相場操縦のガセ情報だらけ。

2007年6月号 BUSINESS

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4月27日、上海総合株価指数はついに一時3800ポイントの大台をつけた。隔週刊の経済誌「財経」(4月30日号)では、この株価の合理性、高騰の必然性を滔々と論じた後「バブルの声はきれいに消えた」「1万ポイントも時間の問題」と猛烈な相場観を打ち出した人もいる。北京の紀さんは42歳だが、退職した労働者。連日のように両親を説き伏せようとしている。今住んでいる住宅以外にもう1カ所住宅が余っているのだが、それを担保に株式投資をしたら、来年は両親だけでなく、自分もさっそくニューリッチの一員になれると確信しているのだ。その紀さん、親を説得するのはできるだけ夜にして、昼間は証券会社の営業店にずっと張りついている。住宅などを担保に入れて得た数十万元の現金を手に証券会社に現れる他の客を見るたび、憎しみすら覚えて天を仰ぐ。ああ、うちの親どもときたら、なんて無知で頑固なのか! ………

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