2007年6月号 DEEP [ディープ・インサイド]
朝日新聞が約30年ぶりに「主筆」を復活させる。6月26日付で「上席役員待遇・主筆」に起用されるのは朝日を代表する国際派ジャーナリストの船橋洋一氏。「紙面の質の維持・向上を目指すため」という。船橋氏は68年入社の62歳。秋山耿太郎社長と同期入社だが、船橋氏は待遇は役員同等とはいえ、役員経験はない。朝日の論説の責任者である上席役員待遇・論説主幹の若宮啓文氏は、秋山社長の2年後輩。編集局の責任者である2人の役員待遇・東京本社編集局長(外岡秀俊氏と粕谷卓志氏)は、さらにその6、7年後輩ゆえ、秋山社長にしてみれば少し頼りない陣容ではないか。同期入社の船橋氏には、不祥事続きで頭が痛い秋山社長の相談相手の役割も期待されているようだ。秋山氏が社長を辞める時には船橋氏もポストを去り、再び朝日の主筆は空席になる、というのが社内の見方だ。 ………
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