2007年6月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
福岡銀行が「日本最強の地銀」の座を狙って、鹿児島銀行(鹿児島市)との経営統合に向けて動き出した。福銀は今年4月1日、熊本ファミリー銀行(熊本市)との経営統合で「ふくおかフィナンシャルグループ(FG)」(連結総資産額9兆3600億円)を結成。5月2日には九州親和ホールディングス(長崎県佐世保市)との経営統合を発表して、連結総資産額は11兆5000億円と、横浜銀行(11兆800億円)を抜き地銀首位に躍り出たばかりだ。これに加えて、自己資本比率13・5%と超優良地銀である鹿銀(3兆1200億円)を傘下に収めれば、連結総資産額は15兆円近くに達し、浜銀との差を広げ、地銀では抜群の経営規模となる。銀行業界はシステム投資や金融商品の開発などに膨大な資金がかかるため、「規模拡大こそが生き残り競争を勝ち抜くカギ」(福銀幹部)。谷正明ふくおかFG会長兼社長も「鹿銀には大いに関心がある」と ………
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