中央アジアに忍び寄る環境汚染と水不足

2007年6月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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カザフスタンやウズベキスタンなど中央アジア諸国が、資源開発に伴う汚染や放射性廃棄物、水不足などの環境問題に見舞われ始めた。カスピ海では、4月末までの約1カ月間でカザフ側の二つの油田に挟まれた海岸に約830頭ものアザラシが打ち上げられた。カザフ環境省は、異常気象による暖冬の結果、海氷が早く解け出したこともあるが、原油による汚染の影響も大きいとみている。一部の生物学者によると、ソ連時代の汚染物質がアザラシの体内に蓄積され、免疫力を弱めている可能性もあるという。放射性廃棄物による汚染も懸念されている。昨年末、米ブラックスミス研究所が発表した世界で最も汚染された都市ワースト10にキルギスのマイウ・スーが入った。旧ソ連のウラン工場の跡地には放射性廃棄物が大量にある。同地域は地震が発生しやすく、水源が汚染されれば、肥沃なフェルガナ盆地一帯も危険にさらされ ………

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