仁義なき阪大学長選

2007年5月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]

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今夏に行われる大阪大学の学長選挙は泥沼の様相。ともに現理事・副学長である鷲田清一、馬越佑吉の両氏と、医学部長の遠山正弥氏の三つ巴の争い。そこへ、今なお「陰の学長」と揶揄される岸本忠三前学長系の「岸本派」と、「アンチ岸本派」の覇権抗争が絡み、仁義なき戦いと化しそうだ。阪大学長はこれまで、医学部、工学部、理学部の輪番だった。従来なら次期学長は理学部から選ばれるのが常道だが、独立法人化によって、「輪番制」は崩れた。まず、野心むき出しなのが前工学部長の馬越氏。後任の豊田政男工学部長に人望があるため、工学部内には豊田氏を担ぐ動きもあったが、「馬越氏は己の娘を豊田氏の子息に嫁がせ、豊田氏の動きを封じた」(工学部関係者)と、ライバル陣営から酷評されている。宮原秀夫現学長はその馬越氏とソリが合わない。忠実温厚な鷲田氏を後釜に据えたい様子。文学部出身の鷲 ………

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