「ステルス」輸出を渋る米国の本音

2007年5月号 連載 [「軍略」探照灯 第13回]

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防衛省は航空自衛隊が現在保有する戦闘機F4EJ改の後継となるFX(約50機)選定で苦境に立っている。航空自衛隊が欲しがっているレーダーに映らないステルス戦闘機F22(米ロッキード・マーチン)も、F35(同社)もアメリカが売ってくれそうにないからだ。「ステルス」は1970年代から極秘でロッキード社が開発してきた技術だ。敵のレーダー電波が相手側に向かって反射しにくいよう機体の形状を工夫し、電波の反射が少ない素材(強化プラスチックなど)をできるだけ使い、それでも反射する部分には電波吸収材(プラスチック板に金属粉を入れ、内部で乱反射させて減衰させる)を貼ったり、電波吸収塗料を塗るなどしてレーダーに映りにくくするものだ。82年からF117攻撃機が配備され、89年来のパナマ侵攻や91年の湾岸戦争、99年のユーゴスラビア爆撃、2003年のイラク侵攻などで威力を発揮してきた。米国はB2爆 ………

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