「ポスト胡」李克強の素顔

秋の党大会へ頭角を現す51歳の星。北京大学時代にさかのぼると、意外に民主化運動家と接点がある。

2007年5月号 GLOBAL [中国次世代リーダー]

中国の遼寧省共産党委員会書記で「ポスト胡錦涛」の最右翼とされる李克強に1月29日、北京大学の同窓生2人から1通の公開状が届いた。この2人は、海外に在住する著名な民主化運動家、王軍涛と胡平である。公開状の中身は、中国国内で人権活動家として知られた弁護士の保護を求める内容だった。意味するところは大きい。党の青年組織、共産主義青年団(共青団)の出世階段を順調に上ってきた李克強と、海外に逃れて中国の民主化の遅れを批判する王軍涛や胡平は、同窓生にもかかわらず、今やまったく異なる立場に立っている。だが、両者が袂を分かったままとは限らない。海外の民主化運動家と次世代の党のホープ、李克強が将来、互いに働きかけながら、中国の政治改革を推し進める可能性があるのではないか。王軍涛と胡平が保護を求めた弁護士、郭飛熊は、国際的にも知られた人権活動家である。広東省太石村 ………

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