「原子力」協力で日ロ急接近

ロシア首相来日で一気に協定交渉開始に合意。2国間だけでなく「対イラン」とも連動する。

2007年4月号 GLOBAL [核管理グレート・ゲーム]

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2月27日午前、ロシアのミハイル・フラトコフ首相が特別機で羽田空港に到着、翌28日に首相官邸で安倍晋三首相との会談に臨んだ。本誌連載コラム「手嶋龍一式インテリジェンス」の前号に、昨年11月の安倍・プーチン会談と1月下旬の日ロ戦略対話に続き「日ロ関係が次のステージに進むことができるか否かは、ロシア首相の来日を機に新たな合意を創り出せるか否かにかかっている」とあったが、この会談でその合意が創られたのだ。それが日ロ原子力協定の締結交渉の開始である。日本がロシアにウラン濃縮を委託する場合、核不拡散の前提条件となるもので、これまた本誌12月号の「ロシアがウラン開発で日本に投げた『餌』」で予測した通りだった。フラトコフ来日ではほかにも政治的な成果があった。北方領土問題では解決が重要との認識を再確認し、両国に受け入れ可能な解決策を見出す交渉を行うことで一致した ………

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