イラク増派は「米軍再編」に直結せず

2万人では「遅すぎ小さすぎ」。撤退は論外だが、失敗したらイラク分割の「プランB」も。

2007年4月号 GLOBAL

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 ジョージ・ブッシュ大統領が1月に全米および全世界に向けて打ち出した「新イラク政策」をどう評価すればよいのだろうか。そしてこの新戦略は、東アジアを含むより広範でグローバルな視点に立ってみたとき、米国の国益にとってどのような意味を持つのだろうか。ほとんどの論評は最初の疑問点に向けられているので、ここでは2番目から始めよう。ジェームズ・ベーカー元国務長官とリー・ハミルトン元下院議員の率いる「イラク研究グループ」(ISG)の報告書が発表されたのが昨年12月。アフガニスタンとイラクに米軍が関与することによって、他の地域でも米国や同盟国が攻撃にさらされる可能性があるという懸念が表明されている。ウィリアム・ペリー元国防長官らも加わったベーカー報告の作成者の脳裏には、恐らく朝鮮半島や台湾などが浮かんでいたのだろう。実際、ISGが提言した2008年までにイラクから米 ………

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