傘寿にして現役ばりばりの船井哲良氏。「松坂効果」利用し、激戦の液晶テレビに殴り込み。
2007年4月号 BUSINESS
大リーグのボストン・レッドソックスに入団した松坂大輔投手のインタビューの背景には「FUNAI TV&DVD」と書かれたボードが置かれている。日米で松坂人気が盛り上がると踏んだ船井電機が2月、年間約1億円で広告契約を結んだ。このボードはオープン戦だけでなく公式戦でも使われる契約で、広告業界では「実際の広告効果は1億円の何倍もあるだろう」と言われている。同社はほとんど広告を打たないが、日米を狙い撃ちにした今回の広告戦略は、1月に80歳になった船井哲良社長の肝煎りだという。「傘寿」で上場企業を率いるのは稀だ。それでも、1月に刊行された『八〇歳でも現役社長! 船井哲良の終わらない挑戦』(講談社)では売上高1兆円への飽くなき夢を語る。国内外の電機メーカーへの相手先ブランドによる供給(OEM)と米流通大手ウォルマートへの納入で成長してきたフナイは今、自社ブランドの強化に ………
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