止まらぬ「夕張ショック」 危ない自治体に「貸し渋り」

夕張市が15金融機関に金利減免要請。機関投資家や債券アナリストの耳目をさらっている。

2007年4月号 BUSINESS

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「夕張市、金融機関に金利減免要請」2月中旬、新聞各紙の北海道版にだけ載った記事が、機関投資家や債券アナリストの関心をさらった。財政再建団体になる夕張市が取引している銀行や信用金庫に、一時借入金と呼ばれる短期借入金の金利引き下げを頼んだというもの。残高は290億円ほどあるが、金利減免の期間は2月末から4月2日までのわずか1カ月あまり。まける利息は15金融機関合わせても2300万円ほどでしかない。夕張市が違法な会計処理で巨額の財政赤字を隠し続けられたのはそもそも、金融機関が融資を拡大させてきたからだ。菅義偉総務相をはじめ、貸し手責任を問う声も聞かれるなか、融資する金融機関は悪者になるのを恐れ、表立って抵抗しなかった。金利は0.5%まで下がった。連日テレビのワイドショーで取り上げられる夕張市民の窮状や職員の悲哀に比べれば、大した話ではなさそうに見える。

厳密な意味では「デフォルト」

金利 ………

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