「悪の枢軸」と対話に転じた米国

バグダッド地域会議でイラン、シリアと同席。背景には在米ユダヤ人社会の分裂がある。

2007年4月号 GLOBAL

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かつて「悪の枢軸」と名指しした北朝鮮に対し2月の6カ国協議で妥協したように、同じく「悪の枢軸」のイランとも米国は「レジーム・チェンジ」(体制転換)路線から対話路線へと転換したのだろうか。3月10日、バグダッドでイラク政府主催の地域会議が開かれ、イランやシリアを含む近隣諸国とともに米国の代表も同席、治安問題を討議したからだ。イランの核開発に対し「外科手術的」な空爆も辞さない強硬姿勢をとり、昨年12月にジェームズ・ベーカー元国務長官ら超党派の「イラク研究グループ」(ISG)が提出した報告で撤退と対話を勧められても、蹴ってきたブッシュ政権にとってこれは画期的に見えた。米国の“翻心”は2月27日の米上院予算委員会の場で明かされた。コンドリーザ・ライス国務長官が、バグダッド地域会議に米国も参加する意向だと述べたのだ。「イラク政府はシリアとイランも含めたすべての ………

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