利用客本位と程遠いカード乗車券「パスモ」

2007年4月号 連載 [LOCAL EYE]

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首都圏の大手私鉄各社が3月18日、共通ICカード乗車券「PASMO(パスモ)」の取り扱いを始めた。JR東日本の「Suica(スイカ)」との相互利用により、カード1枚で首都圏の大半の私鉄路線や地下鉄、バスだけでなく、JRにも乗れる。さらに、蓄積したポイントを系列店舗での買い物の支払いなどにも使えるとあって、新聞などではその「利便性の高さ」を書き立てている。果たして、そうなのだろうか。パスモはICカード乗車券の相互利用で先行した関西圏と同様、複数の鉄道会社をまたがって乗り継ぐ場合、わざわざ切符を買い直す手間がなくなり、便利になるのは確かだ。ただ、カード化されることで、運賃が割り引かれることはない。むしろ、パスモやスイカを使ってJRと私鉄・地下鉄を乗り継ぐと、通常の運賃よりも割高になる区間もある。例えば、JR三鷹駅からJR津田沼駅まで行く場合。三鷹から中野までJR、西船橋 ………

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