企業メセナ協議会会長(資生堂名誉会長)福原 義春氏

21世紀型メセナは数字ではない価値を

2007年4月号 BUSINESS [インタビュー]

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――「失われた10年」の間に、企業が文化活動への支援に消極的になったと言われましたが、景気回復とともに復活していますか。福原 たしかに、一時は企業の寄付金総額が減って、メディアが「メセナは死んだ」とまで書きましたが、また増えつつあります。1件当たりの額は大きくありませんが、件数がかなり増えています。1社が1億円というより、千社が10万円ずつ支援するという望ましい方向へいっています。私は、20世紀の最後は「失われた10年」ではなくて、「21世紀を準備する10年」だったと思う。社会にCSR(企業の社会的責任)の意識が高まり、企業も業績だけではなくて社会からの信頼が必要だ、という意識が広がった10年でした。――バブル期と、どんな点が違います?福原 バブルのころは、元気のいい大企業が巨額の資金を出し、海外の人気オペラを呼んで高額の入場料をとって上演した。でも、ファンの ………

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