部数伸ばす有力経済誌

2007年4月号 連載 [メディアの急所]

  • はてなブックマークに追加

慢性的な部数減に苦しむ雑誌界にあって、経済誌は例外的に堅調だ。2006年上期のABC部数をみると、首位の「日経ビジネス」(週刊)は32万2千部と前年同期比0.5%増、2位の「プレジデント」(隔週刊)は21万部で同8.3%増、3位の「週刊ダイヤモンド」は11万1千部と同3.9%減、4位の「週刊東洋経済」は7万5千部で同8.2%増。「有力経済4誌」のうちプレジデントと東洋経済の好調ぶりが目立つ。プレジデントは「仕事に使える大学・使えない大学」といった実用向け特集が好評を博す。販売面でも数年前に全国のコンビニエンス店に販路を拡大。これが部数増につながった。中間管理職が仕事や人事管理のヒントを求めて買っていくようだ。東洋経済新報社は2月上旬、社内で「10万部突破」と「定期購読2万5千人突破」を祝う会を開いた。昨年の10月7日号「日本人の全給料」と同月28日号「ニッポンの医者と病院」の2冊 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。