「核」そっちのけ、中韓が北朝鮮権益を争奪

食うや食わずの国から鉱石、屑鉄、水産物を搾りとる。「宥和」の裏でいがみあう隣国2国。

2007年4月号 GLOBAL

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北朝鮮の核問題は2月の6カ国合意で「ムチ」(経済制裁)から「人参」(石油供給)へ転じたが、平壌に“宥和”的な中国と韓国が、実は裏で北の経済権益を奪い合っていることは案外知られていない。北朝鮮には経済再生の切り札となりうる地下資源がある。中国との国境地域には、鉄鉱山、亜鉛鉱山、銅鉱山のほか金鉱山まで存在するのだ。タングステンの埋蔵量に至っては世界一である。しかし、重機やそれを動かすためのエネルギーの不足により、近年はほとんど手つかずの状態にあった。高成長率を維持し続ける中国がこれを見逃すわけがなく、2005年以降、驚くべき勢いで北朝鮮の鉱山が掘られている。そのことを中国側が初めて公式に認めたのは同年2月3日付の「第一財経日報」という新聞であった。それによると北東アジア最大の埋蔵量を誇る茂山鉄鉱山は、吉林省側が北朝鮮に電力や食糧を提供し、その見返りに ………

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