2007年3月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
昨年末から脳梗塞で都内の病院に入院している平沼赳夫元経済産業相(67)の動向を、民主党はじっと見守っている。平沼氏は昨年12月6日、復党組の議員と打ち上げをしている席で体調不良を訴え、そのまま入院。「単なる風邪」で押し通してきたが、1月中旬に重篤な病状を公表した。1月下旬に岡山県内で予定されていた平沼氏のパーティーを前に、もはや隠し切れないと判断したようだ。「歩くのもままならず声も出にくいのに、平沼氏は開催を熱望した。不自由な姿を後援者に見せるわけにはいかず、秘書たちが必死に説得して延期を決めた」(事務所関係者)。 平沼事務所は「復帰は3月末」と発表したが、家族は周囲に「政界復帰は無理」と漏らしており、早くも後継者として電通に勤務する次男の正二郎氏(27)の名が浮上している。 気が気でないのは、今年7月の参院選で岡山選挙区(改選数1)から出馬する ………
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