遺伝子組み換え作物が急増いつまでも鎖国を続ける日本

2007年3月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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 バイオテクノロジーの新技術開発・導入で日本が世界に後れを取っている分野は、ワクチンや抗がん剤など少なくないが、その最たるものは遺伝子組み換え作物(GM)だろう。1月末に来日した国際アグリバイオ事業団のクライブ・ジェームズ会長によると、96年に米国で初めて登場したGMは、06年に世界22カ国で1億200万ヘクタールの耕地面積に広がった。とりわけ開発途上国でのGM栽培は、全世界の40%を占めるに至った。これほどGMが伸びているのは、農薬・殺虫剤の使用激減と収穫増を同時達成できる点にある。最近は単一品種に2、3種類の形質を加えた、より高品質のスタック作物も登場した。欧米のモンサントなど6社が独占的に特許を押さえているが、中国が「独自に」開発した作物も目立ち、国際摩擦も生じている。日本はといえば、一部の市民団体などの反対や国民性もあって、GM鎖国の状態が続いている。人 ………

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