松岡農水相追う「福岡高検の鬼」

ハンナンを摘発した「佐渡賢」が「口利き疑惑」追及の陣頭指揮を執っている。

2007年3月号 DEEP

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 安倍政権で農水大臣を務める松岡利勝は、これまでもいくつもの「疑惑」が囁かれてきた御仁ゆえ、閣僚就任を驚く人が少なくなかった。 昨年末、福岡のコンサルティング会社「エフ・エー・シー」側からのあっせん利得処罰法違反容疑などの疑惑が浮上。捜査の手が周辺に迫っているようだ。松岡氏と昵懇とされる食肉大手ハンナングループ元会長の浅田満を2004年に摘発した現福岡高検検事長の佐渡賢一が陣頭指揮を執っており、「いよいよ年貢の納め時」と地元で噂されている。

「疑惑」を否定する農水相

 エフ社は昨年6月、金融業の許可がないのに、起業指南ソフトなどの購入代金として1口100万円を出せば、元本保証のうえに月5万円の配当を支払うとして投資を募り、05年6~11月に2人から現金計2700万円を預かったとして、出資法違反容疑(預かり金の禁止)で福岡県警の家宅捜索を受けた。勧誘時に「外国為替証拠金取引で運用益 ………

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