経団連正副会長任期など「平岩ルール」見直しへ

2007年3月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 90年12月から3年半、経団連の第7代会長を務めた平岩外四氏(東京電力顧問)が、自ら定めた「正副会長の任期は2期4年が限度」「副会長は最初の選任時に70歳以下」という内規の見直しを提案。波紋が広がり始めた。 きっかけは、今回内定した副会長7人の交代人事。約半数の入れ替えで、就任1年目の御手洗冨士夫会長がどこまで「御手洗色」を出すかが焦点だった。第一生命保険の森田富治郎会長(66)、東レの榊原定征社長(63)、日立製作所の古川一夫社長(60)とメディアの予想を大きく覆す抜擢が続いた。 だが、選考は、簡単ではなかったようだ。事務局は御手洗氏に数十人に上る候補者リストを渡したが、識見や業績、業種のバランスなどを考えれば、適材はそう多くない。流通業界の論客である大丸の奥田務会長(67)も有力候補だったが、兄である奥田碩・前会長が身内を推したと思われるのを嫌って強 ………

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