2007年3月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
「日立はどうなっているの?」 財界を驚かせているのは古川一夫社長が日本経団連の副会長に就任したからだ。ハイテク業界は経営改革が軌道に乗り、業績が急回復しているが、大手では唯一、日立製作所だけが改革が遅れ、赤字経営から脱却できない。「うちだったら何があっても固辞する。日立はクレージー」とライバル会社は呆れ顔だ。赤字経営の場合は、会長といえども財界活動を控えるのが従業員や株主に対する道義であろう。それが就任から1年に満たない60歳の新社長が財界活動に出張るのだから恐れ入る。三田・金井両元社長の不毛・不作の時代の後にきたのは庄山前社長の凶作の時代。さて、古川時代はどんな悲運が待っているのか。 ………
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